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2 巻き込み力の続き


巻き込み力の続き

 

前回のコラムで巻き込み力について書きました。

今回はその続きで、お礼の仕方についてです。

仕事柄、いろいろな起業家の方からご相談を受けます。ほとんどの起業家は創業間もないスタートアップで、資金面、ビジネスモデル面、組織面と多様な相談を持ってこられます。

ベンチャーキャピタルを10年以上もやっていると、だいたいの問題は経験してきているので私が思う方針をお伝えします。

で、巻き込み力に差が出るのはこの後なんですね。大事なのは、しっかりお礼をすることです。ただ、お礼はお金を払うという意味ではありません!(そもそもスタートアップがお金を払えるなんてことはあまりないです)

私が思う、一番良いお礼の仕方は、そのアドバイスをどう活用したのかを相手に報告することです。もっと簡単なレベルで言うと、お礼のメールやはがきをしっかり返すことなんです。

 

アドバイスするほうは自分のアドバイスがどう役立ったかというのは気になります。「先日いただいたアドバイスのおかげで、事業がこんな風に進みました」あるいは、「せっかくアドバイスいただいたのですが、状況が変わりまして今はこんな感じで進んでいます」という連絡をもらえると、次も何かお役に立つことはないかな?と思うものです。

 

一方で、困ったときにだけ相談に来る人は、「そういう人だな」と選別されてしまいます(冷たいようですが)。もちろんできるアドバイスはしますが、いまいち力が十分に入らない。これって人情なんではないかなと思います。実はこちらのタイプの起業家のほうが圧倒的に多いです。

 

情報はタダではありません。アドバイスをする人は、その知見を得るために多大な時間とコストをかけています。それを無報酬でアドバイスするのは、その起業家に成功してほしいなと思っているからです。こういう思いに対し感謝を示すと、さらに大きな力を貸してもらえるようになる可能性がグッとあがります。

 

巻き込み力というか、「人たらし力」というほうが今回のトピックではしっくりくるかもしれませんが、外部の力を自社のために活用するには(スタートアップには必須)、この人たらし力を磨くことも起業家として必要だと思います。