第018話 成功するためには楽天的に行こう!


 

成功するためには楽天的に行こう!

 

 

今回は少し軽めのトピックでコラムを書きたいと思います。

 

 

先日、とある勉強会に参加させていただいた際に、シリコンバレーで経営者の心理学について研究をされていた方のお話しを聞く機会がありました。

 

 

その方のお話しによると、シリコンバレーには、成功する起業家をたくさん輩出するための大きな特徴が一つあるとのことでした。何だと思いますか?

 

 

シリコンバレーには色々な起業家を成功させる要素があると思いますが、経営者の心理という観点から言えば、その特徴は、

「天候」

なんだそうです。(複数の研究が発表されているそうです)

 

 

「どういうこと?」と思われるかもしれませんが、メカニズムは次の通りです。

シリコンバレーの晴れやかな気候が人を楽観的にさせ、その楽観的な心持ちが起業家を成功に導くということです。

 

 

私が今までにお会いした多くの経営者の方々の特長を振り返ると、確かに成功されている方は楽観的で明るい方が多いように感じます。

 

 

一方で、景気や従業員に対する不平・不満等を口にすることが多い経営者はあまり良い経営状態ではないケースが多いなと思います。

 

 

経営者は責任が重く、また思った通りに行かないことも多い、非常にストレスフルな役割です。この役割をきっちりこなそうと思うと、楽天的に物事を考えないと精神が持たないのかもしれません。これは強い精神力を持つと言い換えても良いかもしれません。

 

 

一般的な「強い精神力」とは、つらい状況にも折れずに必死に我慢する力だと考えがちです。確かにこういう要素も必要だと思いますが、加えて、物事を悲観的に考えるのではなく、楽観的に物事を捉える転換力も同様に強い精神力につながるんですね。

 

 

最近読んだ「科学的に元気になる方法集めました」という本の中で、大阪市立大学水野先生の研究が紹介されています。その研究によると、

青空を見上げることで

1.まず空の色で神経が落ち着き、

2.姿勢が正されることで気分が整う

のだそうです。シリコンバレーの起業家たちはカリフォルニアの青い空を眺めながら心落ち着かせ、気分を整えているのかもしれません。これが成功を後押ししているのかも。

 

 

また、TEDの中でハーバードビジネススクール教授であるショーン・エイカーは幸せな気持ちが成功の可能性を引きあげると述べています。これも楽観的に考えるということの重要性につながるようにも思います。

 

 

日本の天候をシリコンバレーのように1年中晴れやかにすることはできませんが、シリコンバレーに住んでいるように、楽観的に考えるための工夫は十分に実施できるように思います。

 

 

日々仕事していると色々とあると思いますが、明るく、前向きに、楽観的に考えるように自分の心の在り方を整えることもビジネスにおいて成功するための重要な要素だと思います。

まずは空を見上げて、まっすぐ姿勢を正して外を歩いてみようかと思います。良かったら皆さんも是非。

 

 

以上。

 

 

 

 

 


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